Y!mobile(ワイモバイル)のラインナップに華を添えるポケットWi-Fi「502HW」。地上デジタル放送対応チューナーを搭載したモバイルルーターです。スマートフォンやタブレット、パソコンなどでテレビを見たい人にとって、とても魅力的なモデルといえます。外出先でもスポーツ中継をオンタイムで楽しめますよね。もちろん、ルーターとしての機能も優秀。LTE回線での高速インターネット接続を叶えてくれます。
購入を迷っている方もいらっしゃるかと思います。「502HW」の魅力をあらためて紹介するとともに注意点を書いておきます。モバイルルーター選びの参考にどうぞ。
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「502HW」は”フルセグ””ワンセグ”どちらも受信できる
「502HW」の魅力はなんといっても、テレビ放送を受信できる点です。しかも、”フルセグ”と”ワンセグ”の両方を受信可能。状況に応じて、簡単に切り替えできます。
この点、具体的にどういうところが良いかというと、
- フルセグ:固定した場所で自宅のテレビと同等の解像度で映像を楽しめる
- ワンセグ:解像度はやや劣るものの、移動中もテレビ放送を楽しめる
なんです。固定した場所でテレビを観るときも、また、電車や車で移動中にテレビを観るときもテレビ放送を楽しめます。テレビ好きにはメリット大ですね。
スマートフォンやタブレット、パソコンでテレビを観る方法として、外付けのテレビチューナーを利用するやり方もありますが、その場合”フルセグ”のみとなります。つまり、「502HW」は外付けテレビチューナーに比べ、利用シーンの多様さという面で優れています。
「502HW」と外付けテレビチューナーとを比較
ということで参考までに、「502HW」と外付けのテレビチューナーと比較してみたいと思います。外付けのテレビチューナーとは、USBポートに挿して使うタイプのテレビ用アンテナのことです(テレビチューナー機能だけでルーター機能はありません。アマゾンで売っています)。
ポケットWi-Fi (502HW) | 外付けテレビチューナー (PIX-DT300) | |
重量 | 150g | 100g |
機能 | ・フルセグ受信 ・ワンセグ受信 ・モバイルルーター | ・フルセグ受信 |
端末価格 | 41,400円 | 6,000円(アマゾン参考価格) |
モバイルルーター機能やワンセグが必要ない場合は、外付けのテレビチューナーを購入する方が経済的ですね。一方で、「502HW」については、これだけの多彩な機能を備えたモバイルルーターは他にはないと思います。外出先でテレビも見たいし、容量無制限でネットにも接続したいし…という方にはうってつけの機種です。
「502HW」テレビ放送の受信ではデータ通信容量を消費しない
「テレビを見ることができるのは分かった、でも、データ通信容量を消費するよね?」とお考えの皆さん、ご安心ください。テレビ用の電波を受信する場合はデータ通信容量を消費しません◎。長時間視聴しても、データ通信容量の心配をしなくても大丈夫なんです。ただしもちろん、インターネット放送の場合は、データ通信容量を消費しますよ。あくまでも、ご自宅のテレビでもご覧になれる地上デジタルテレビ放送については、データ通信容量を消費しないということです☆
Y!mobile(ワイモバイル)「502HW」は容量無制限「アドバンスモード」に対応
テレビ放送を受信できるほか、「502HW」のメリットとして、Y!mobile(ワイモバイル)の容量無制限オプション「アドバンスモード」に対応していることが挙げられます。
「502HW」の基本プランについて
Pocket WiFiプラン2(月額料金3,696円/7GB)
これが基本です。月に容量7GBまで使うことができます。この容量では足りない人向けに「アドバンスモード」というオプションプランが用意されているんですね。
「502HW」アドバンスモードとは?
アドバンスオプション(月額料金+684円/容量無制限)
アドバンスオプションに加入し、「アドバンスモード」に設定することで7GBを超えても高速データ通信が楽しめるようになります。データ通信容量無制限です(速度制限については後で説明しますね)。
アドバンスモードの設定方法は簡単
容量無制限の状態にするには、502HW本体を「アドバンスモード」に設定する必要があります。設定方法は簡単です。
1.電源が入った状態で、ホーム画面(2ページ目)の[設定]→[ネットワーク設定]とタップします。
2.[アドバンスモード]をタップします。[アドバンスモード]に青チェックが付いたら設定完了です。
以上、忘れずに設定しましょう。設定しないと、せっかくアドバンスオプションに加入しても容量無制限になりません。ご注意ください。
普段は「アドバンスモード」に設定しておこう!
アドバンスオプションに加入した方は、とりあえず「アドバンスモード」に設定しておきましょう。というのも、標準モードで7GB使った後に「アドバンスモード」に変更しても、容量無制限とならないからです(低速化してしまいます)。
「アドバンスオプション」加入時であっても、7GBを超えた後に「アドバンスモード」に変更された場合は同様に低速化され、通常速度に戻す場合は追加料金が必要となります。
「502HW」は電池パックの交換が可能
電池パックは消耗品です。2~3年使っていると、どうしても電池の減りが気になりはじめます。これはどの機種でも同じです。電池パックを交換できないタイプですと、本体ごと買い替えなくてはいけません。その点、502HWは便利です。電池パックだけ交換することができます。電池パックは3,000円ほどで販売されています。
Y!mobile(ワイモバイル)「502HW」の注意点3つ
さて、ここまではメリットを紹介してきましたが、注意点3つに触れておきたいと思います。
「502HW」標準モードエリアに比べアドバンスモードエリアは狭い
まず1点目。先述のとおり、「502HW」をアドバンスモードに設定することで容量無制限になります。なのですが、アドバンスモードに対応しているエリアは狭いです。山間部は対象外となっていることも。
↑こちらはエリアマップの一部です。標準モード対象エリアは赤+青。アドバンスモード対象エリアは青のみ。青いエリアでのみデータ通信容量無制限となります。
なぜこのような紛らわしい状態になっているかというと、標準モードとアドバンスモードでは通信方式が異なるためです。
- 標準モード:LTE-AXGP
- アドバンスモード:AXGP/TDD-LTE
今のところ、標準モードの方がエリアが広く、アドバンスモードのエリアは狭いです。今後に期待ですね。
というわけで、必ずご自分の利用するエリアをチェックしておきましょう。標準モードには対応していると思いますが、万が一アドバンスモードのエリア外でしたら・・・。残念ながら、データ容量無制限の設定ではインターネットに接続できません。オプションに加入する意味がなくなりますのでご注意くださいね。
>>Pocket WiFi 502HWの対応エリアを検索する
「502HW」アドバンスモードにも速度制限がある
2点目。アドバンスモードにも速度制限があります。電波の混雑状況によっては、3日間で約10GB以上利用した場合に低速化します。10GBというと、動画50時間ほどに相当します。また、OSやアプリのアップデートではたくさんの通信容量を消費します(といっても、アンドロイドOSのアップデートで400MBほどでしょうか)。万が一3日で10GBを超えそうなときは、アップデートの際にご自宅の光回線やソフトバンクの公衆無線LANを利用するなど工夫しましょう。
契約期間3年と解約金
3つ目の注意点てす。
アドバンスオプションに加入できるのは料金プラン「Pocket WiFiプラン2」だけです。「Pocket WiFiプラン2」は3年縛りの契約となります。契約期間内に解約すると契約解除料(解約金)9,500円が発生します。
この点心配な方に申し添えておきますと、契約から8日以内でしたら解約金ナシで解約できます。契約したものの、電波の状況が悪くインターネットに接続できないといった場合にはキャンセルできるんですね。万が一電波環境が合わない場合も安心です。
あらためて「502HW」の評価・評判とスペックを紹介
ここであらためて、ポケットwifi「502HW」の評価・評判とスペックについて紹介します。
評価・評判
電波を送受信する製品の場合、口コミはあまり参考にはならないのですが、一応、知恵袋からの抜粋を掲載させていただきますね。
スペック
つづいて、ポケットWi-Fi「502HW」のスペックをチェックしてみましょう。
・発売日:2015年9月
・サイズ:約W104×H60×D18.3mm
・重量:150g
・電池:3,000mAh、10時間
・通信規格:a/b/g/n/ac
・最大通信速度:下り最大187.5Mbps / 上り最大37.5Mbps
・対応周波数:900MHz・1.7GHz・2.1GHz・2.5GHz
・国際ローミング:対応(LTE / AXGP / 3G)
ポケットWi-Fi「502HW」のスペックのうち、注目いただきたいのは通信規格です。現在流通しているWi-Fiには主に5つの通信規格があるのですが、すべてに対応しています。特に、「502HW」は高速な通信を可能とする通信規格「ac」に対応していることが良い点です◎。
【参考】Wi-Fi通信規格
Wi-Fiの通信規格は「IEEE802・11」。世界で統一された規格です。いくつかのバーションがあり、a、bなどのアルファベットで表記されています。同じWi-Fi規格であっても、バージョンによって性能が大きく異なります。現在、もっとも広く流通しているのは「IEEE802・11ac」です。ひとつ前の世代の規格である11nに比べ、10倍以上もの高速通信が可能となっています。
通信規格 | 最大通信速度 |
IEEE802.11b | 11Mbps |
IEEE802.11a | 54Mbps |
IEEE802.11g | 54Mbps |
IEEE802.11n | 600Mbps |
IEEE802.11ac | 6900Mbps |
最後に
2020年には東京オリンピックもありますし、外出先でテレビを観たい!と思う機会は今後ますます増えるかと思います。「502HW」で快適インターネット&テレビライフを満喫しましょう♪
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