Ymobile(ワイモバイル)のポケットWi-Fi「603HW」。ハイエンドモデルに属する高性能モバイルルーターです。下り最大612Mbpsの超高速通信を実現可能とした点に特徴があります。データ通信容量無制限に対応しており、たくさん使う人にも安心の機種です。1台あれば、ご自宅でも外出先でもスマートフォンやタブレット、パソコンをインターネットに接続でき色々なシーンで大変役に立ちます。モバイルルーター選びに迷っている方は、「603HW」を選んでおけば間違いはないでしょう。
この記事ではおすすめのポケットWi-Fi「603HW」の性能や料金などについて説明します。
ポケットWi-Fi「603HW」の販売は終了しています。
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ポケットWi-Fi 無制限プラン対応機種
データ容量無制限プランに対応している機種は2つです。一つが今回ご紹介する「603HW」。もう一つが「502HW」。両者を比較してみましょう。
603HW![]() | 502HW![]() | |
発売日 | 2017年2月 | 2015年9月 |
重量 | 135g | 150g |
サイズ | W109.9×H65.1×D15.5mm | W104×H60×D18.3mm |
メーカー | HUAWEI | HUAWEI |
「603HW」の方が1年半ほど新しい機種になります。たった1年半ですが、通信技術の進歩の流れは早く、「603HW」の方が様々な通信技術に対応しています。難しい話はここでは省略しますが、簡単にいうと、データを効率よく運べることから通信速度が速くなっています。
通信速度
というわけで「603HW」と「502HW」の通信速度の違いを比較してみます。
603HW | 502HW | |
最大通信速度(下り) | 612Mbps | 187.5Mbps |
「603HW」は「502HW」の約3倍の通信速度を実現可能としています。新しい機種と古い機種の違いは、やはり通信速度の違いの差が大きいです。というのも、新しい機種(=603HW)には「キャリアアグリゲーション」「4×4MIMO」「256QAM」といった新技術が導入されてされています。もちろん、環境によって通信速度は左右されますが、速度を重視する場合には、高速通信に対応している機種を選ぶことが大切です。
バッテリー
603HW | 502HW | |
バッテリー容量・時間 | 2,400mAh・8.5時間 | 3,000mAh・10時間 |
残念ながら、「603HW」はバッテリー容量に関してやや弱いです。「502HW」と比較すると1時間半ほど少ない容量となっています。ただしその分、軽量なんですよね(603HW:135g 502HW:150g)。バッテリー容量をとるか携帯性をとるか、この辺は好みによるかと思います。
電池パックを交換可能?
603HWの電池パックの交換は可能です。3,000円ほどで販売されています。バッテリー容量が気になる方は電池パックをもう1つ買っておくのも、ひとつの手段ですね。
テレビチューナー
603HW | 502HW | |
テレビチューナー | 無 | 有 |
両者の大きな違いとして、テレビチューナー搭載の有無が挙げられます。ポケットWi-Fiを経由してスマートフォンやタブレット、パソコンで地デジ放送を観たい方には、502HWをおすすめします。一方で、単純にWi-Fi機能だけでいい方は603HWを選びましょう。
⇒テレビチューナー搭載!容量無制限のポケットWiFi「502HW」の良い点と注意点
603HW エリア

つづいて、ポケットWi-Fi「603HW」の通信可能なエリアについて説明します。
使用可能エリアはYmobile(ワイモバイル)の公式サイトで検索できます。

↑こちらは東京周辺の地図です。603HWが対応している場所が赤と青で示されています。赤は4G対応エリア、青はアドバンスモード対応エリア。603HWは赤または青の両方のエリアでインターネットに接続可能です。エリアはかなり広いといえます◎。
アドバンスオプションというオプションサービスに加入し、603HW端末をアドバンスモードに設定すると、青エリア(=アドバンスモードエリア)内ではデータ通信容量を無制限で使えます。人口の少ない地域では対応していない場所もありますね。ご利用の地域が対応しているかどうか事前に必ずチェックしておきましょう。
アドバンスモードとは?
アドバンスオプション(月額料金+684円/容量無制限)に加入し、「アドバンスモード」に設定することで基本の7GB/月を超えても高速データ通信が楽しめるようになります。データ通信容量無制限です。ただし、3日で10GBを超えてしまうと低速化します。この点注意が必要ですね。
603HW 通信制限
たくさん使う方が気になるのは通信制限ではないでしょうか。標準モードとアドバンスモードで通信制限の内容が異なります。
標準モード
標準モードでは、月間のデータ通信量が契約プランの上限値を超過した場合、月末まで低速化となります。低速化を元に戻したいときは、解除料(500円/500MB)を支払えばOK。
603HWの対象プラン | データ通信量 | 低速化解除料 |
Pocket WiFiプラン2 | 7GB | 500円/500MB |
アドバンスモード
アドバンスモードでは、3日間の利用通信料が10GB以上になると、低速化します。低速化される時間は、当日18時~翌日1時までです。この場合、低速化を元に戻すことはできません。
アドバンスモードと標準モードで使用したパケット通信量が合算されます。3日間10GBのカウントは、アドバンスモードで使用した通信量だけではありませんのでご注意くださいね。
普段は「アドバンスモード」に設定しておこう!
アドバンスオプションに加入した方は、とりあえず「アドバンスモード」に設定しておきましょう。というのも、標準モードで7GB使った後に「アドバンスモード」に変更しても、容量無制限とならないからです(低速化してしまいます)。
「アドバンスオプション」加入時であっても、7GBを超えた後に「アドバンスモード」に変更された場合は同様に低速化され、通常速度に戻す場合は追加料金が必要となります。
アドバンスモードの設定方法は簡単!
容量無制限の状態にするには、502HW本体を「アドバンスモード」に設定する必要があります。設定方法は簡単です。
1.電源が入った状態で、ホーム画面(2ページ目)の[設定]→[ネットワーク設定]とタップします。

2.[アドバンスモード]をタップします。[アドバンスモード]に青チェックが付いたら設定完了です。

以上、忘れずに設定しましょう。設定しないと、せっかくアドバンスオプションに加入しても容量無制限になりません。ご注意ください。
603HW 料金

さて、一番気になるのは料金プランですよね。603HWでデータ容量無制限にするためには、基本の料金プランとオプションプランに加入することになります。
- Pocket WiFiプラン2(料金プラン)
- アドバンスオプション(オプション)
月額基本料

Pocket WiFiプラン2(月額料金3,696円/7GB)
これが基本です。月に容量7GBまで使うことができます。この容量では足りない人向けに「アドバンスモード」というオプションプランが用意されているんですね。
オプション料金(アドバンスモード:データ通信容量無制限)

アドバンスオプション(月額料金+684円/容量無制限)
アドバンスオプションに加入し、「アドバンスモード」に設定することで7GBを超えても高速データ通信が楽しめるようになります。
月額料金シミュレーション
それでは、月額料金をシミュレーションしてみましょう。端末代金を一括払いする場合と分割払いする場合でわけて算出してみましたよ。
一括払い
端末代金:41,400円
603HW (容量無制限) | 603HW (7GB/月) | |
月額基本料金 | 3,991円 | 3,991円 |
オプション料金 | 738円 | ― |
月額割引(36カ月) | -1,150円 | -1,150円 |
月額合計 | 3,579円 | 2,841円 |
36回分割払い
603HW (容量無制限) | 603HW (7GB/月) | |
端末代(36回払い) | 1,150円 | 1,150円 |
月額基本料金 | 3,991円 | 3,991円 |
オプション料金 | 738円 | ― |
月額割引(36カ月) | -1,150円 | -1,150円 |
月額合計 | 4,729円 | 3,991円 |
↑603HWのような高性能のポケットWi-Fi端末を入手できること考えると安いのではないでしょうか。最近ではフレッツ光も夜になると低速化してしまうので、光回線を解約してポケットWi-Fiに1本化すると経済的かもしれませんね。
契約期間と解約金
アドバンスオプションに加入できるのは料金プラン「Pocket WiFiプラン2」だけです。「Pocket WiFiプラン2」は3年縛りの契約となります。契約期間内に解約すると契約解除料(解約金)9,500円が発生します。
この点心配な方に申し添えておきますと、契約から8日以内でしたら解約金ナシで解約できます。契約したものの、電波の状況が悪くインターネットに接続できないといった場合にはキャンセルできるんですね。万が一電波環境が合わない場合も安心です。
603HWはSIMロック解除できる?
ちなみに、603HWはSIMロック解除できます。他社のSIMカードを挿入して使うことも可能です。後々のことを考慮しても使い勝手の良い端末だと思います。ワイモバイルの会員サイト「My Ymobile」からSIMロック解除の手続きができます(無料)。
最後に
モバイルWi-Fiをお探しの方におすすめの「603HW」。LTE回線のルーターですから、Wimax回線に比べ、屋内や地下での通信に強いのが特徴です。口コミ評判も悪くないので、この機会に使ってみてはいかがでしょうか?
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